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糖尿病による合併症
身体の中の糖が高い状態が続くと、身体のいろいろな場所が悪くなります。
この、糖からくる悪さを合併症と言います。
特に悪さが出る場所は、
「目」「腎臓」「神経」です。この3つをまとめて
「三大合併症」と呼びます。
糖尿病のため、
目が見えなくなる患者さんは年間3,000人もいます。
腎臓が悪くなっておしっこが出なくなり、
透析療法に入る患者さんは年間13,000人になっています。
神経障害による
手足のしびれ、痛みのため、夜も眠れない患者さんがたくさんいます。
「三大合併症」以外でも糖尿病では足の血管がつまったり、脳や心臓の血管が悪くなったり、バイ菌に対して身体が弱くなったり、歯周病を起こしたりと、多くの悪さを認めます。
糖尿病治療の目的はこれらの合併症を起こさないようにして楽しく生活できるようにすることです。
次回は
「目に起こる合併症」についてお話します。
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